果物はいつ食べるのがいいの? 食べるタイミングが悪いとどうなるの? そんな疑問がありますか?
私が弁当を食べた後に果物を食べていたら、「食後の果物は体に悪いんだよ」と友人から言われました。50数年生きてきて、初めて聞いた話。気になったので調べてみたところ、友人の言うとおり。いろいろな事実がわかりました。
果物はいつ食べるのがいいのか。どんなタイミングは避けたほうがいいのか。簡潔にわかりやすくまとめました。食べるタイミングに加えて、果物の食べ方に関する注意点も書きますので、参考になさってください。
果物はいつ食べるのがいい?
酵素やビタミン、ミネラルを豊富に含む果物。健康や美容に寄与しますが、食べるタイミングが悪いと、その効能が薄れるどころか、体に害を及ぼすことになりかねません。
どんなタイミングは避けたほうがいいのか。
食後のフルーツは消化不良の原因
ありがちなのは、食後のデザートに果物を食べる習慣。
我が家でも以前はそうしていましたが、それは最悪のようです。
食物は概ね2時間から4時間で腸に達しますが、果物は30分ほどで達します。ところが、食後に食べた果物は、先に食べていた食物に邪魔をされ、他の食物と一緒に胃の中にとどまります。
そうなると、果物の酵素によって胃の中で発酵が始まり、せっかくの栄養分が取れなくなるどころか、糖の腐敗を引き起こし、他の食物とまとまって腸に進んでいき、悪玉菌を増殖させます。
加えて、果物は食べるとアルカリ性になって胃酸を中和するため、他の食物の消化が悪くなり、胃の負担が大きくなります。消化不良の原因になり、胃もたれや下痢、便秘などの症状が出るかもしれません。
いいとこなしですね。
夜食のフルーツは体脂肪を増やす
ということは、夜の空腹時なら食べてもいいのではないかと思うかもしれませんが、夜食のフルーツはよくありません。
夜は消化酵素の分泌が悪くなるため、糖分の摂取を控えないと体脂肪が増え、内蔵にも負担がかかります。夜の糖分摂取は控えめに、ということですね。
果物にも糖分(果糖)が含まれているので、過剰な摂取は控えたほうがいいでしょう。
果物は朝の空腹時に食べるのがベスト
では、果物はいつ食べるのがいいのか。
朝の空腹時に食べるのがベスト
です。
果物は消化がよく、すぐエネルギーに変換されるので、活動し始める朝に向いています。加えて胃が空っぽなら、果物の栄養を余すところなく吸収できます。
記事の最初のほうで述べたとおり、果物はなるべく果物だけで消化したほうがいいので、朝に限らず、どんな時間帯に食べるとしても、次の点を心掛けましょう。
果物を食べるタイミングに関しては以上ですが、果物の食べ方に関しても注意が必要です。
血糖値の急上昇急降下を避ける
我が家では以前、毎朝スムージーを飲むだけにしていましたが、やめました。果物でも噛んで食べないと唾液の分泌量が減り、消化が悪くなるからです。
その後さらに、空腹時に果物だけを食べると血糖値の急上昇急降下を招き、血管にダメージを与えることを知りました。
で、今は血糖値の上昇を抑えるヨーグルトやきな粉と一緒に、果物を食べています。
定番の果物はバナナ、リンゴ、柑橘類。あとは旬の果物で、いちご、ぶどう、キウイ、柿、桃、梨、メロンなど。あれとこれの組み合わせはいいとか悪いとかあるようですが、そこまでは気にしていません。
特に柿は血糖値上昇抑制作用があるので、お勧めです。( 栄養検定 )
あとは血行をよくするというシナモン(パウダー)、スーパーフードと呼ばれるチアシード、飲む点滴と言われる甘酒も。
美味しいので、毎朝でも飽きません。
あとがき
以上、果物はいつ食べるのがいいのか、果物を食べると害になるタイミング、果物を食べる時の注意点について書きました。
この手の話は諸説あり、新たな発見もあったりするので、これで絶対正解というわけにはなかなかいかないでしょう。
今のところ、うちでやっていることが参考になれば幸いです。
2018/5/4,2023/3/31
コメント
こんにちは。ランキングからきました。食後の果物は良くないのですね。初めて知りました。ありがとうございます。
そうなんですね。まだご存じない方が多いようです。コメントありがとうございました。