アゲハチョウ さなぎになるまでの期間に起きること

アゲハチョウの幼虫がさなぎになるまでの期間に起きることは注目に値します。どんなことが起きるのか、ご存じですか?

昨日撮影したナミアゲハ蛹化の動画と、約2ヶ月前に撮影した糸掛けの動画をご覧ください。

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ナミアゲハ3匹蛹化

昨日蛹化したナミアゲハ3匹は、同じ木で採取した卵から出てきた幼虫たちです。どれもすくすく育って、5㎝ほどの大きさになりました。比較的巨大児です。

一昨日

余談:

おそらく同じ蝶の子供たちだと思いますが、このとおり模様が3者3様でした。

基本は同じですが、黒い線の太さや濃淡が結構違います。今回見比べてみて、初めて気づきました。

2匹は仲良く並んでエッグスタンドで蛹化

3匹のうち2匹はあまり歩き回ることなく、かみさんが準備した羽化用キット(エッグスタンド)で、仲良く並んで蛹化しました。

昨日0時43分 位置決め

7時19分 前蛹

22時48分 1匹目の脱皮

23時3分 2匹目の脱皮

蛹化完了

1匹は脱走 羽化用ケースで蛹化

もう1匹はなかなか蛹化する場所が決まらず、目を離しているすきに脱走していました。

数分間行方不明の後、羽化用ケースに監禁。ケースの中をさんざん歩き回り、ようやく位置決め。

今朝。3匹とも見事に変色。いい具合の枯れた色になっていました。(脱走した1匹も割り箸ごとエッグスタンドに移しました)。

ナミアゲハ 前蛹になる前の糸掛け

昨日の例では、前蛹になる前の様子が欠落していますので、そこは別の固体でご覧いただきたいと思います。約2ヶ月前に蛹化したナミアゲハです。

体を縮める

さなぎになる場所を決めた幼虫は、そこで糸を吐いて、まずお尻をしっかり固定します。その後しばらくすると、体を縮めます。

羽化用ケースに入れてあった割り箸の上で位置決めをした幼虫

このように体を少しずつ縮めていきます。

こうなりました。

うちではこれを”タルカス”と呼んでいます。エマーソン・レイク&パーマー。年代がわかりますね。

糸掛けと脱皮

このあとしばらくすると、糸を吐いて頭部を固定する輪っかを作り、そこに頭をくぐらせます。

風雨にさらされても落ちないようにするため、輪っかは何重にも糸を束ねますので、釣糸のように頑丈になっています。

糸掛け直後

翌日

前蛹になりました。このあとしばらくすると、脱皮をしてさなぎになります。

さなぎになりました。抜け殻が下に落ちています。

このようにさなぎになりたての時はあざやかな緑色をしていますが、しばらくすると周囲にある物と似た色に変わります。よくできていますね。

茶褐色になる場合が多いのですが、これはエッグスタンドの色に合わせたようで、うすい緑色になりました。

今は割り箸ごと別の場所に移されて、別のさなぎと一緒に羽化する日を待っています。

アゲハチョウ蛹化の準備

ついでに、アゲハの蛹化の準備についても書いておきます。

ナミアゲハやクロアゲハの幼虫は、さなぎになる時が近づいてくると、糞の色が黒から緑に変わります。そのうち食べるのをやめて、しばらくの間動かなくなります。

その後、下痢便のような緑色の排せつ物を出し、木から下りてきてさなぎになる場所を探し始めます。

そうなると動きが俄然速くなり、どこに行くかわかりませんので、かみさんは自作の羽化用ケースに閉じ込めます。

これです。今はクロアゲハの幼虫が1匹入っています。(右下)

左側に脱け殻が写っているのがわかるでしょうか。このように、たまにプラスチックの壁面に糸掛けをする強者もいます。

次の蛹化候補はガラス瓶好き

次に蛹化しそうなナミアゲハの幼虫は、ガラス瓶を定位置にしています。

腹がすくと、ここからいそいそと出掛けていって、葉っぱを食べて、またここに戻ってきます。

幼虫は食べていない時でも葉っぱの上にいるものですが、ガラス瓶の感触がよほど気に入ったのか、こんなのは初めてです。

寄生されているのかもしれません。(笑)

あとがき

蝉の鳴き声が徐々に減り、代わりにコオロギの鳴き声が聞こえてくるようになりました。

8月31日はいくつになっても寂寥の念に駆られます。夏休みが永遠に続いてほしいと思っていた、子供の頃の名残りでしょうか。

アゲハの産卵は10月に入っても続くようです。寒くなってから蛹化した個体は越冬しますが、微妙な時期だと羽化します。

昨年はアオスジアゲハ1頭が、10月の冷たい雨の日に羽化して飛び立っていきました。かみさんはその時の悲しい光景を覚えていて、今年のアゲハ飼育は早めに切り上げると言っています。

2018/8/31

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