アゲハ飼育日誌2019年第43稿:
アオスジアゲハは受難が続き、ついに我が家から姿を消しました。
ナミアゲハとクロアゲハは元気なのが、せめてもの救い。
それぞれ記事になる蛹化を見せてくれました。
やっぱり病死
2019.9.13~16
久しぶりにアオスジアゲハの幼虫を2匹採ってきました。
最初は喜んでいたのですが、よく見ると色が変。
くすんだ緑色。元気もありません。
予想どおり2匹とも落命。おそらく病死。
1匹は床に落ち、1匹は葉っぱの上で、今年の日誌30稿 に書いた幼虫と同じ死に方でした。
ウィルス性の病気? 真偽のほどはわかりません。
前回の日誌 の羽化不全体もそうでしたが、この2匹も同じ場所で採取した個体。同じ環境で育った個体に共通の致命的な問題があったということ。
今季のアオスジアゲハ飼育、早期終了の様相です。
緑と茶に蛹化
2019.9.17~19
ナミアゲハの終齢幼虫2匹が行方不明になりました。
幼虫は脱走防止のため、湿っぽい大きな糞をするようになったら隔離しますが、その2匹はノーマーク。
うかつでした。
辺りを捜してみると、オーディオコンポのスピーカーの裏で発見。左右に1匹ずつ、スピーカーに掛けてある布の裏で位置決め。2匹ともそこで蛹化。
2日後、こうなりました。
布の色は同じ(薄い緑色)ですが、全然違う色に変色。
周囲の色と光の量が関係しているようです。
緑色の蛹は白い壁のすぐ横、光も差し込む場所で蛹化。
茶色の蛹は茶色いラックの壁際、光がほとんど当たらない場所で蛹化。
ナミアゲハはアオスジアゲハと違って、器用に色を変えます。
鏡の前で蛹化
2019.9.19~20
クロアゲハの前蛹を洗面台の鏡の前に置きました。
9月19日 21時45分
どんな色の蛹になるのかと思っていたら、翌日こうなっていました。
9月20日 7時26分
クロアゲハとしては珍しい鮮やかな緑色。我が家では前例がありません。
前蛹は夜中暗闇の中で脱皮したので、この色は鏡の前に来てから、照明が消えるまでの間に決まったようです。
翌日になっても色は変わらなかったので、羽化までこの色のままでしょう。
羽化は10月初旬の予定。
あとがき
外で元気に飛んでいる蝶を見ると、「無事に育ってよかったなぁ」と思って心が和みます。
きょう見かけたナミアゲハは私のほうに近づいてきました。
もしかして、顔見知りだったかな。
私の頭上を舞って、川の向こうへ飛んでいきました。
アゲハチョウ 近くに来たのは うちの子か
2019/9/21,2022/2/5
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