アゲハチョウの育て方【成虫の餌やり】少々手間がかかります

インスタグラムのフォロワーさんから、アゲハチョウ成虫の餌やりに関する問い合わせがありました。

昨年の日誌で何度か書いているのですが、この記事でまとめておきます。

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アゲハチョウ成虫の餌やり

アゲハチョウの幼虫は、新鮮な食草を絶やさなければ勝手に育ちますが、成虫の餌やりはそう簡単ではありません。少々手間がかかります。

餌の準備

まず、餌の準備ですが、蝶が花から花に飛び移って蜜を吸うことはご存じでしょう。だからと言って、花の蜜を集める必要はありません。

多くの人は以下の代替品を餌にしています。

●砂糖水
●薄めた蜂蜜
●スポーツドリンク

要するに、糖分を含んだ液体です。

ここで注意しなければならないことは、濃度もしくは粘性です。蝶は口吻(こうふん)と呼ばれるストロー状の細い器官で蜜を吸うため、粘り気が強すぎると吸い込めません。

我が家では純粋な蜂蜜を、10倍程度に薄めて与えるようにしています。スポーツドリンクは原液のままでいいでしょう。

人口甘味料が入っているスポーツドリンクはやめたほうがいいような気がしますが、実際のところどうなのか、よくわかりません。

一度、かみさんがクロアゲハにスイカで餌付けしたことがあります。こちらの記事をご覧になってみてください。

クロアゲハは幼虫も成虫もナミアゲハより大きく、貫禄があります。性格は温厚。人馴れした幼虫は滅多に臭角を出しませんし、成虫は触っても逃げません...

餌の与え方

次に餌の与え方です。

まず、餌となる液体をティッシュペーパーや脱脂綿などに十分含ませます。

次に、羽を閉じた状態で蝶を持ち、前脚を餌にくっつけます。蝶の味覚器官は前脚にあるからです。

前脚が餌に触れただけでは吸ってくれません。それで、次が少々難しいのですが、くるっと丸まっている口吻を爪楊枝か何かで伸ばして、餌に触れさせます。

こちらの動画 が参考になります。

一度味を覚えれば、このように餌の上に置くだけで吸い始めます。

餌やりは1日1回で十分です。

餌やりが必要になる時

そもそも、どんな時にアゲハチョウの成虫に、餌をやる必要が生じるのでしょうか。

ほとんどのアゲハ愛好家は、アゲハが羽化したら外に放すと思いますが、荒天の場合は家の中にとどめておきたいと思うでしょう。1日くらいなら蜜を吸わなくても大丈夫ですが、栄養を取らせてから飛び立たせたいと思うかもしれません。

あるいは、蝶を飼っていて、花の蜜を吸わせることができなければ、餌やりが必要になります。

あるいは、羽化不全で飛べない蝶に、生涯を全うさせてやりたいと思うかもしれません。かみさんは飛べないモンシロチョウが寿命を全うするまで、毎日餌をやりました。

ちなみにモンシロチョウの場合は、アゲハチョウより口吻がかなり小さいので大変です。関心のある方はこちらの記事をご覧ください。

アゲハ飼育日誌番外編: 今週羽化したモンシロチョウは、ベランダの鉢に留めておいたのですが、いつまでたっても飛び立たないので、つまんで放...

ほかにもあるかもしれません。いずれにしても、人間の手による餌やりはやむを得ない場合に限ってほしいと思います。何度も繰り返していると、それだけ羽が痛みますので。

あとがき

アゲハチョウの成虫の餌やりについて書きましたが、アゲハ愛好家としては、なるべく蝶は外に放して、短い一生を全うさせてやってほしいと思います。

虫かごや洗濯ネットに入れておくと、羽が折れたり、ちぎれたりする可能性大です。子供たちも観察が済んだら、逃がしてあげるのはどうでしょう。きっと幸せな気分を味わえるから。

2019/6/11

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