アゲハチョウの卵 孵化しない卵の見分け方 孵化の動画も

庭やベランダでアゲハチョウが産卵していったものの、卵は待てど暮らせど孵化しないということが時々生じます。

それは無精卵、つまりもともと孵化しない卵だったのかもしれませんし、寄生された卵だったのかもしれません。

この記事を読めば、アゲハチョウの有精卵と無精卵、寄生された卵を見分けられるようになります。

孵化の動画もあります。

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アゲハチョウの孵化しない卵

アゲハチョウの孵化しない卵はほとんどの場合、無精卵か寄生された卵でしょう。

無精卵

アゲハチョウの雌は他のほとんどの生物と同様に、雄と出会って受精しなくても産卵(人間の場合は排卵)します。

産卵後間もないと、有精卵と無精卵の区別はつきませんが、しばらく経つと明確に区別できるようになります。

これはうちで飼っていたナミアゲハの無精卵です。

このとおり、最初は有精卵と見分けがつきません。

カーテンに産んでいました。通常は食草に産卵しますが、食草がなければこんな所でも産みつけます。

この時は幼虫の飼育が困難な時期(12月下旬)だったため、交尾できないように雌は雄から隔離していましたので、最初から無精卵だとわかっていました。

これが10日ほど経って、

こうなりました。

くすんだオレンジ色に変色し、歪にへこんでいます

これが無精卵の特徴。見るからに、だめそうですね。

この件がわかったいきさつに関しては、こちらの記事をご覧ください。

アゲハ飼育日誌2019年第63稿: 大晦日前日。こんな時までアゲハ飼育日誌を書いているとは思いませんでした。 このあと書きますが...

寄生された卵

寄生された卵は黄色ではなく、モノトーン色になります

Aは健康な孵化目前の卵、Bはおそらく寄生虫タマゴコバチのさなぎがひしめく卵、CはおそらくBの進化形です。

これは穴が開いていますので、おそらく寄生虫が出ていった後の卵でしょう。

この件に関しては、こちらの記事をご覧ください。

アゲハ飼育日誌2019年第35稿: お盆休み。都内は車がめっきり減りました。 田舎も休みもないうち夫婦は日常の連続。アゲハたちと...

アゲハチョウの卵が孵化するまで

では産卵後、有精卵にはどんな変化が現れるのでしょうか。

時間と共に色がくすんできて、中の幼虫が見えるようになってきます

孵化目前になると、

こうなります。

幼虫の口の動きまでわかりますね。

翌日、孵化しました。

これはナミアゲハ。糸を吐きながら、用心深く前に進んでいます。

大きさはどれくらいでしょうか?

卵の大きさは1.2~1.3mm、幼虫は2mmほど。

これからもりもり食べて、4~5cmくらいまで大きくなります。

ついでに、クロアゲハの孵化も載せておきます。

ナミアゲハに比べると白いですね。

しばらくすると戻ってきて、

卵の殻を食べ始めました。

私の知る限りアゲハチョウの幼虫は、脱皮の時もそうですが、自分の脱け殻を全部食べて無駄を出しません。エコでクリーンな習性には感心します。

まとめ

ということで、アゲハチョウの卵の特徴をまとめるとこうなります。

無精卵: 徐々にくすんだオレンジ色に変色し、歪にへこむ
有精卵: 徐々に色がくすんできて、中の幼虫が見えてくる
寄生された卵: 黄色からモノトーン色に変わる

無精卵の特徴が現れるまでには、産卵後10日程度かかります。

自然界でアゲハチョウが羽化する確率は1~2%。なかなか厳しいですね。

最後は笑顔で。

アオスジアゲハの終齢幼虫。

蚊取り線香の煙が出てきそう。

2018/8/17,2020/4/9

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