カンピロバクター食中毒【症状】原因【予防】

江戸川保健所生活衛生課の「STOP鶏肉は生で食べないで!」というチラシを見ました。
カンピロバクター食中毒の注意を呼びかける内容です。

近年多発傾向にあるカンピロバクター食中毒のおもな感染源は、
生や加熱不十分な鶏肉とのこと。

ご存じでしたか?

スポンサーリンク

カンピロバクターとは?

そもそもカンピロバクターとは何でしょうか。
厚生労働省のホームページにはこう書いてあります。

カンピロバクターは、家畜の流産、胃腸炎、肝炎等の原因菌として獣医学分野で注目されていた菌で、ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物など多くの動物が保菌しています。1970年代に下痢患者から本菌が検出され、ヒトに対する下痢原性が証明されましたが、特に1978年に米国において飲料水を介して約2,000人が感染した事例が発生し、世界的に注目されるようになりました。・・・カンピロバクターはヒトや動物の腸管内でしか増殖しない、乾燥に弱い、通常の加熱調理で死滅するなどの特性を持っています。また、数百個程度と比較的少ない菌量を摂取することによりヒトへの感染が成立することが知られています。

生の豚肉を食べる人はいないと思いますが、生の鶏肉なら食べる機会があるかもしれません。
特に九州出身の人は、地鶏の刺身を好んで食べる人が多いのではないでしょうか。

江戸川保健所生活衛生課のチラシ

カンピロバクター食中毒

発生状況

厚生労働省によると、カンピロバクター食中毒は、日本で発生している細菌性食中毒の中で、
近年発生件数が最も多い食中毒です。

年間300件、患者数2,000人程度で推移しています。

最近では、飲食店が屋外で食肉を調理し提供するイベントで、
加熱不十分な鶏肉を提供し、500名を超える患者が発生した事案があったようです。

症状

カンピロバクター食中毒のおもな症状は下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔吐、頭痛、悪寒など。

潜伏期間が長く、症状が現れるのは食後1~7日(平均2~3日)です。
ほとんどの場合、1週間ほどで治癒します。

死亡例はまれですが、乳幼児や高齢者など、抵抗力の弱い人は重症化する危険性があります。

食中毒症状が治まった後、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす
ギランバレー症候群を発症することもあります。

原因

カンピロバクター食中毒の原因はいろいろありますが、おもな感染源は、
鶏刺しや鶏レバ刺し、鶏わさ、鶏たたきなど、生や加熱不十分な鶏肉です。

去年東京都内で発生したカンピロバクター食中毒事件では、
93%の人がそのような鶏肉を含む料理を食べていました。

殺菌が不十分な井戸水や湧水による感染例もあります。

また、生の鶏肉に触れた手や調理器具を介して汚染された食品によって、
感染することもあります。

予防

カンピロバクター食中毒の予防策は以下のとおりです。

  • 生や加熱不十分な鶏肉は食べない。
  • 食肉、特に鶏肉を調理する時は十分に加熱する。(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)
  • 二次汚染防止のために、食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理する。
  • 食肉に触れた後は十分に手を洗ってから他の食品を扱う。
  • 食肉に触れた調理器具などは使用後洗浄、殺菌する。

流通している鶏肉の4割から6割に、カンピロバクターが付着しているとの報告もあります。
食中毒が増える今の時期、注意しましょう。

あとがき

飲食店で豚肉や牛レバーの生肉を提供することは、食品衛生法で禁じられていますが、
鶏肉の生食については規制がないとのこと。

外食でも気をつけたいものです。

STOP!鶏肉は生で食べないで!

2018/8/6

にほんブログ村テーマ 食べ物、食品、食料品、飲食物へ
食べ物、食品、食料品、飲食物

危機管理コンサルタント・国際派ジャーナリスト、丸谷元人の講演録「知ってはいけない「世界の裏側」」を、テストキャンペーン開催中の今なら、なんと...
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする